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景観建築学科の「?」にお答えします!

景観建築学科Q&A

Q) 「景観建築」とは何ですか?

A) 欧米では建築学部の中に、建築学科と、自然との関係を大切にして庭や広場などの屋外空間の設計を学ぶランドスケープアーキテクチュア学科があるのが一般的です。しかし、日本の大学ではランドスケープが農学系に、建築は工学系に位置づけられているため、両分野に精通する専門家は希少です。建築学とランドスケープ学が融合した、これまで日本になかった新しい学びを通して、自然・人・建築の共生を創造できる設計者を育てる、それが景観建築学です。

Q) 建築学科との違いは何ですか?

A) 建築学科との大きな違いは、設計演習で庭・公園・街路などのランドスケープと建築設計が一体化した課題に取り組むことです。そのために、講義科目では、建築設計に必要な知識と技術に加え、生態学、植物学、緑地計画、流域保全、庭園史などランドスケープ分野についても深く学びます。また、実際に植物を育てる「緑化実習」も景観建築学科ならでは。ドローンやVRなど映像情報技術を駆使して設計やプレゼンテーションに生かす手法の習得にも力を入れています。

Q) どんな資格を目指すのですか?

A) 規模・用途・構造に関わらず、あらゆる建物を設計できる「一級建築士」と、地域の風景の調和を図り、緑豊かな美しい屋外空間のデザインの専門家である「RLA(登録ランドスケープアーキテクト)」の2つの資格取得を目指します。大学院修士課程に進学すれば、一級建築士の資格登録に必要な実務経験2年、RLAの受験資格取得に必要な実務経験3年のうち2年を、大学に通いながら満足することができます。

Q) 想定される進路・就職先は?

A) 大学院への進学、設計事務所(建築、公園、庭園などの設計、都市計画)、総合建設会社(建築、公園、庭園などの設計・施工管理など)、官公庁(建築、造園、土木)、コンサルティング企業(造園や都市計画のための調査・企画・デザインなど)、ディベロッパー(不動産の企画・開発など)、住宅メーカーなどです。

Q) 数学や物理に不安があるのですが、大丈夫でしょうか?

A) 構造力学や環境工学、水理学や土質力学など、建築や景観を専門的に学ぶ上で数学や物理の理解は必要不可欠です。そこで、1年生の前期にリメディアル教育講座を課外に開講し、数学と物理のうち高校で学習できなかった部分、および理解が不十分であった部分を学習できるように配慮しています。