ニュース
修士1年の月山杏菜さんが「JIA近畿支部学生卒業設計コンクール」で最優秀賞を受賞しました!
2026年度「日本建築家協会(JIA)近畿支部学生卒業設計コンクール」において、景観建築学専攻修士1年の月山杏菜さんが最優秀賞を受賞しました。
本コンクールは、日本建築家協会(JIA)近畿支部が主催し、将来の建築家を目指す学生たちの集大成である「卒業設計作品」を評価し、今後の社会での活躍を期待して実施されているものです。今年度は近畿圏の建築系大学から学科代表の44作品が応募されました。
5月24日に行われた公開審査会には一次審査を通過した8名が参加し、完成度が高く、また建築とランドスケープが一体化した月山さんの作品が審査員の高評価を受け、受賞に至りました。本作品は6月27日に行われるJIA全国卒業設計コンクールの近畿支部代表にも選出されています。
月山さんの作品「しおどき第十二刻」は土地の魅力を顕在化させる「増幅装置」としての建築とランドスケープの提案です。作品の舞台は山と海が複雑に入り組み、劇的な潮位変化を見せる長崎県五島列島の堂崎。本作では、信仰の復活の象徴である堂崎天主堂を本来の「祈りの場」へ還すため、新たな資料館の設計と「海上巡礼定期船」の導入による社会的循環の基盤を構築しました。船で訪れた来訪者は、潮位と光を目と足元で感じるスリットや桟橋、大屋根の下を巡り、かつての信徒と同じ海からの視点を得ることで、堂崎という土地に蓄積された記憶を追体験します。自然の振幅と同期し、訪れるたびに異なる表情を鮮やかに切り取るこの装置によって、堂崎の固有の力を未来へと繋ぐ新たな風景を生み出しています。
また、月山さん受賞の記事は日刊建設工業新聞に掲載されました。



日刊建設工業新聞 2026年5月26日
