教育環境
校舎、森、庭園。キャンパスすべてが"生きた教科書"
校舎は、建築学部が共同で使用する「甲子園会館」と、建築学科が主に使用する「建築スタジオ」。景観建築学科のための新校舎も建設予定です。甲子園会館は1930年に甲子園ホテルとして建てられた名建築。フランク・ロイド・ライトの愛弟子・遠藤新による芸術作品であり、本学建築学部の学びの場として今に受け継がれています。キャンパス内には、池を囲む回遊式の庭園や茶室、美しい竹林や豊かな樹林があり、人と建築と自然の共生を日常的に体感しながら学べます。このキャンパス内に景観建築学科が使用する2つの校舎を建設中です。
緑に囲まれた2つの新校舎
一つは、甲子園会館に隣接して建つ「景観建築スタジオ 東館」。ここに学部1年生のスタジオがあります。深い軒を持ち、緑釉瓦や装飾タイルなどの伝統的材料が現代建築に取り込まれた優美なデザインです。もう一つの校舎は、中庭を挟んで建築学科が使用する校舎「建築スタジオ」と対面する「景観建築スタジオ 西館」。学部2年生から4年生までのスタジオや講評室などが入ります。
バーチャル キャンパスツアー
1人1台専用の製図机とパソコンを備えたスタジオ
スタジオには、入学から卒業まで専用で使える畳1帖サイズの製図机とパソコンを完備。心おきなく建築・景観設計に取り組めます。この充実したスタジオこそ武庫川女子大学建築学部の最大の特長の一つであり、学生と教員が一対一で進める対話型演習には不可欠です。製図机と作品展示スペースは学生一人ひとりの日々の成果を明示するショールームです。
講評室とギャラリー
設計演習の各課題の提出後に行う講評会では、全員の学生1人ひとりが自分の作品をクラスメートの前で発表を行い、講評会のために招いた外部講師や教員がひとつひとつの作品について講評を行います。ホールなどの共有部分には設計演習の作品を展示します。
圃場や自然あふれるキャンパスで植物に触れ、その特性を実地に学ぶ
景観建築設計のためには、植物の知識は欠かせません。本学科では緑化実習の授業があります。学生一人ひとりが実際に植物を育てて、植物の特性や管理法などを実地に学びます。そのために、圃場(畑)も準備しました。さらに、兵庫県神戸市北区の自然の中にある北摂キャンパスでフィールド調査を行い、植生や生態系について理解を深めます。