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景観建築とは? / 建築学科とどう違う?
景観建築学科 概要
「景観建築」って何?
「景観」とは、私たちの住環境を構成する様々な建築物と外部空間(庭、広場、公園、街路、さらに山、川、海などの自然)が一体となった風景のことです。人間が真に豊かな生活を送るためには、建築と外部空間が互いに調和していなければなりません。しかし、現在の日本では、建築設計は主に工学部で、庭や広場や公園の設計は「造園学」として主に農学部で別々に教育されており、両分野の設計に精通する専門家が極めて少ないのが現状です。景観建築学科は、建築と造園を一体的に学ぶ、これまで日本になかった新しいカリキュラムを用意しました。建築や都市計画、造園や土木、環境と景観など多様な学びを通して、花と緑あふれる風景と建築・都市をデザインできる人材を育てる、それが景観建築学科です。
建築学部 建築学科と どう違う?
建築学科との大きな違いは、設計演習の各課題で建築設計と庭・公園・街路などの屋外空間の設計の両方に一体的に取り組むことです。設計課題では、日本や西洋の自然観、コミュニティ、象徴性、地域性や風土、防災などの様々な側面から「自然との共生」というテーマにアプローチします。そのために、講義科目では、建築設計に必要な知識と技術に加え、生態学、植物学、緑地計画、流域保全、庭園史など造園分野についても深く学びます。また、実際に植物を育てる「緑化実習」も景観建築学科ならでは。ドローンやバーチャルリアリティなど映像情報技術を駆使して設計やプレゼンテーションに生かす手法の習得にも力を入れています。両学科とも「一級建築士」の資格取得を目指しますが、景観建築学科ではこれに加えて、屋外空間設計の専門家である「登録ランドスケープアーキテクト」の資格取得も目指します。