メッセージ

【景観建築学科】トップランナーからのメッセージ

花と緑あふれる風景と建物をデザインする景観建築設計者を育てる

  「Architect(建築家)」の語源は、古代ギリシャ語の「arkhitekton(ものごとの原理や根本的な知識を備えた上で、技術者たちを指導し、技術を統合して、制作を企画しうる能力を持つ者)」です。建築家は、歴史、芸術、力学、音、熱、光、自然環境など幅広い知識と技術を持って、プロジェクト全体を統括します。建築設計も造園も都市計画も本来、建築家の職能でした。しかし、現代では学問としても職業としても分化が進み、それらの間に隙間ができてしまいました。環境破壊とそれに伴う自然災害、エネルギー問題などが深刻化する現在、真に美しく豊かな住環境を創造するために、それらの隙間を埋めて一体的に取り組める人材が必要です。建築家の本来の語源にならい、造園や園芸、景観映像情報技術などの幅広い分野を総合して建築を学び、自然との共生をデザインし、社会に貢献できる景観建築設計者を育成するのが「景観建築学科」です。

■一級建築士は、住宅をはじめ、公共建築、オフィスビルなど全ての建築物の設計と監理を行います。国土交通大臣が建築士法に基づいて与える国家資格です。
■登録ランドスケープアーキテクト(RLA)は、美しい都市・地域づくりを担う景観設計業務を行います。資格認定試験に合格することで得られる資格です。武庫川女子大学 建築学部 景観建築学科はRLAの指定学科として認められており、景観建築学科を卒業後、実務経験2年で受験資格を得られます。