授業風景

景観建築学専攻修士課程2年【修士設計・修士論文】
景観建築学専攻修士課程2年【修士設計・修士論文】

2024年度修士研究発表会

大学院建築学研究科の修士研究発表会が、上甲子園キャンパス建築スタジオ講評室で実施されました。景観建築学専攻修士2年生も1月31日に、修士論文を1人、修士設計を8人が発表し、建築学専攻、景観建築学専攻の全教員や外部講師から高い評価を得ることが出来ました。学部と修士課程の6年間の学修の成果を、多様で質の高いプレゼンテーションによって明快に美しく発表できたことは、これからの社会での活躍の第一歩となるものと期待しています。

M2修士研究発表会

2025年1月31日

課題担当:建築学研究科全教員

建築スタジオ講評室で、論文の発表はパワーポイントのスライドを示しながら、室内空間での居場所選択に関して、その研究目的や実験方法、実験結果と考察などを簡潔に説明し、教員3名からの質疑にも的確に対応できた。

修士設計の発表では、展示した図面と模型を指し示しながら、基本的なテーマやコンセプトの説明、計画敷地の分析や地域計画などを踏まえて、それぞれが独創的なデザインの作品を丁寧に説明した。教員の講評では、模型や図面を細部まで検討しながら、熱心な質疑が繰り返され、発表した学生も簡潔に対応できたことは高く評価された。

和歌山県かつらぎ町の柿生産が盛んが四郷地区を敷地とした作品「柿Scape」。斜面の柿畑の経過を生かし、新たな地域開発を目指し、優れたドローイング・テクニックで生み出された意欲的な作品。

「柿Scape」の模型。複雑な傾斜に沿うように、さまざまな建物が配置され、自然と一体となった景観をつくりだしている。

神戸市須磨区に残る土砂運搬用ベルトコンベアに着目した「産業遺構を辿る路」。神戸市の埋め立て工事に利用されたベルトコンベアを路に見立て、山から海へと連続した景観づくりを、多くのパースで見事に表現している。

大阪市西区を敷地に、新たな水運の魅力をつくりだそうとする作品「川の道」の模型写真。水面と青空のあいだに配された建物群が見事に映えている。